日本ではマナー、アメリカではルール! 日・米での車椅子マークの相違。2020年、大丈夫?
ど〜も、にしやん☆出前屋(@nishiyan_m)です。
自分は生まれつき、脚に障害があり、車には、「車椅子マーク」を貼っています。
ラジオからの衝撃
番組内で、ハワイ在住のコーディネーター、本間律江さんと電話で話すコーナーがあるのですが、その日の話題は、
「車椅子マークの駐車スペース」
についてでした。
アメリカでは、「そのスペース」は駐車出来る資格(公的機関から、認定を受け、車両に車椅子マークの掲示がある。)のある人しか、停めてはいけない。
と、ルール(法)で決められている。
((((;゚Д゚))))))) エエッ--
本間さんが、ケガをして松葉杖を使用していた時、「車椅子マーク」の駐車スペースに車を停め、用事を済ませ、戻って来た本間は、警察官に「ルールだからねぇ。」と言われ、罰金を支払う事になったそうです。
日本だったら、「ケガをしていて、松葉杖を使ってるんじゃ、しょうがないな」となりそうな所ですが、アメリカでは「ルール」だから、ダメなんですねぇ。
本間律江さんのコラム
疑問が解けた!
この放送を聴いて、何年間もわだかまっていた事が解けました。
昔、グアム旅行に行った時、どんなに広い駐車場でも、「車椅子マーク」の駐車スペースには、1台も車が停まって無かったんです。
ずっと、アメリカは福祉や、ボランティアに理解の深い国だから、一般の人は停めないようにしてるんだと、思ってました。
罰金取られるんじゃぁ、停めないよなぁ。
(⌒-⌒; )
調べてみた
早速、Googleで
「車椅子マーク アメリカ」
と検索、
こちらの記事を見つけました。
車椅子マークの駐車場02 | ユニバーサルデザインと介助犬
*この記事を書いている望月さんは、バイク事故で、四肢麻痺が残り、車椅子と介助犬による生活をなさっているそうです。
この記事にある、「A.D.A法」知りませんでした。(⌒-⌒; )
制定されたのが、1990年とそんなに古い法律では有りませんが、
「障害者に対する人権の尊重」
アメリカでは、こういう法律が作られていたんですね。_φ(・_・
日本では、そんな法律(ルール)は無いし、「車椅子マーク」の扱いもそれぞれですから、停めるも停めないも自己判断(マナー)って事になっちゃいますよね。(⌒-⌒; )
日本では
日本では、「車椅子マーク」のシール等は、ホームセンターやカー用品店、ネット販売など何処でも購入する事が出来ます。
『1番近い所に停められるから』
的な理由で、何の障害も無いのに購入し、自車に付ける人も居ます。
そんな理由で、「車椅子マーク」を付ける人もどうかと思いますが、
「空いてるんだから、いいじゃん」
的に停める人が、ほとんどだと思います。
空けておくべき場所!
だという認識は、日本では期待できません。
自分が見たひどい例では、羽田空港のタワーパーキングで、3台分の「車椅子マーク」の駐車スペースに、5台の一般車が停まっていました。
5階建ての駐車場+屋上、そのほとんどが、そんな状況でした!
本当に必要な人が、利用出来ない!
最後に
今回、ラジオのトークをきっかけに、色々と調べてみて、自分が障害者でありながら、知らなかった事が多かったです。
望月さんが書かれているように、「車椅子マーク」の駐車スペースを、本当に利用すべき人が使えるようになって欲しいもんです。
2020年、東京オリンピック、パラリンピックが開催されますよね。
「オリンピック」に重きが置かれていて、「パラリンピック」は軽視されてる様に思います。
健常者の方には何の事はない、わずかな段差でも、車椅子利用者の方には、大変な障害になる事も有ります。
各施設の「バリアフリー化」を進め、「障害者」に優しい環境を用意出来なければ、本当の「東京オリンピック、パラリンピック」の成功には繋がらないのでは無いでしょうか?
少しでも、この記事が皆さんに届いてくれればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。にしやん☆出前屋(@nishiyan_m)でした。